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子どもとは

結婚して2年目の平成17年に長女が生まれた。その2年後の平成19年に長男、その6年後の平成25年に次男が生まれ、僕は3児の父親となった。

言葉にしては言わないけれど、子どもはかわいいと思う。長女なんか性格が僕にそっくりだ。勉強ができるところはまったく似てないが、インドア派で本やアニメが好きだったりするところは似ている。だから話も合うし、中学2年生で反抗期らしい反抗はない。

幼い頃は妻がよく外の公園で遊ばせていて、公園中を走り回っているような快活な子どもだった。僕が主夫になってからは僕が観ていたアニメのDVDや漫画、本などに興味を持ち、すっかりインドア派となってしまった。妻は「あんなに外で遊び狂っていたのに……」とため息をつくくらいだ。

長男はとてもマイペースな子どもで、穏和な性格だ。これは妻に似たようで、自分でも「子どもの頃の私に似ている」と言っていた。確かに長男は僕のような頑固さやプライドが高い雰囲気は持ち合わせていない。妻によく叱られていたし、いまも妻と口喧嘩をするのを見かける。お互い一言多いようである。

そんな長男の欠点と言えば、6歳も離れている弟イジメだ。一度あまりにもネチネチ虐めるものだから、僕は長男の胸ぐらを掴んで椅子から引きずり落として怒ったことがあった。しかし、それでも懲りずに虐めている。困ったものだ。

現在、小学6年生で少々反抗期の入り口に入っているが、妻のことは母さんと呼ぶのになぜか僕のことはパパと呼ぶ。何でと聞いてみたら「パパはパパっぽいから」と納得できるようなできないような返事だった。

次男は生後4ヵ月で保育園に入り、6年間通い詰めた。保育園の送迎は殆ど僕がしていたし、保育園が終わってからの時間は僕と過ごすことが多かった。

生まれてこの方、父親が家にいて母親が外に出て仕事をしているためか、とても妻に甘える。父親には感じることができないものが母親にはあるのだなと見ていて思う。僕が育てたわけではないが、寝るときと休み以外の日は僕といることが多かったためなのか、長女や長男のようにあまりちゃんとしていないのが悩みの種だ。

『ちゃんと』とはどういうことだと言われると困ってしまう。次男はまだ小学1年生であるが、点数の悪いテストを破いて証拠隠滅をはかろうとしたり、こっそりゴミ箱に捨てようとしたりするし、忘れ物も多い。また、性格も短気でキレやすいので、妻に窘められている。今後が心配でもある。まあ、ちゃんと見守ってあげるのが僕や妻の親としての愛情なのだ。

そんな3人の子どもの父親である僕が心掛けているのは、「勉強しなさい」とは言わないこと。だって勉強は自分がやる気にならなければ身につかないと思うし、「やれ」と言ったところでやるのは本人だから。3人とも勉強はそこそこで、元気に育ってくれればと僕は思う。

僕にとって子どもとは自分を映し出す鏡でもあるし、それぞれが個性を持ち、僕や妻以上に素敵な大人になってほしいと思う。