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夢のお告げ または 記憶のフィルタリング

夜中に目が覚めた時に、日中起こった出来事の一部分がパッと記憶によみがえって、しばらく眠れなくなることがあります。

私の場合、何か悩み事や考え事があって眠れないというのとは違って、日中はあまり気に留めずにスルーしたり、忙しさに紛れて忘れていたりする出来事について時々起こります。

大抵は仕事つまり診療に関する事柄です。患者さんへの説明や検査、治療などについて、「こういうふうにしたほうが良かったかも」というたぐいです。思い出してしまうと、「あーあ、夢の中でも仕事をしていたのか」と軽くがっかりしますが、単に忘れていたことを思い出す、というのともちょっと違う気がします。

というのは、実際の場ではまったく気にしなかったこと、そしてその後覚えていなかったことでもよみがえってくることがあるからです。自分が自覚していなかったことだとしても、やはり気になったことなので記憶のどこかに引っかかっていたのかもしれません。

見過ごしていた事柄について、もう一度考え直すきっかけを与えてくれるので、私はこれを「夢のお告げ」と呼んでいます。

よく気の付くアシスタントのようでありがたいような現象ではありますが、夜中に一度気になると、詳細を思い出そうと努めたり、病気や治療について調べないと気が済まなくなるので、その後しばらくは寝付けなくなります。そして、その場で気づいて解決しておけば良かったのに、とフラストレーションが溜まります。