事務所に看板を掲げる

事務所は四名の社労士が在籍できるように数台の電話、三台のノートパソコン、大型プリンター、シュレッダー、個人ロッカー、パーテーション、ホワイトボード等すべてに対応できる業者をインターネットで選び出し、対応のいい業者を決定し注文した。レイアウトもお任せで費用もばかにならない。

しかし、「中小企業定年引上げ等奨励金」の報酬ですぐに回収できた。当時四十万円の支給額に対して十万円の報酬とした。二十%の手続き報酬と二万円の就業規則改訂手続き報酬の内訳である。

電話することにより、就業規則のないところは、新規作成の依頼もあった。新規作成には、報酬額二十万円とした。多くの依頼を受けることにより、技量、知識は錬磨され仕事が面白い。多忙になり、社労士試験合格同期の知人に声をかけた。

遠方よりバイクで通うことになった。彼は優秀であったが、今までの仕事の関係で知らない人と話したことがなく、そのために人を説得させる技量に欠けていたため、私が勤めていた会社に頼んで、若干のトレーニングを頼んだ。

彼は、私の期待に即して頑張ってくれた。県社労士会の研修会、支部の毎月の会議にも必ず出席した。支部での同期は四名で、女性二名、年齢はもちろん私が一番高齢で、他は皆、若い。

男性は二十代で優秀な経歴の持ち主でスポーツマン。イケメンで女性にもてるだろう。羨ましい限りで、若さを身体全体で輝かせている、今後も頼りにできる人材である。

女性も両名とも若く魅力的な顔立ちであり今後順調に社労士業を頑張って行く気概を感じた。

※本記事は、2021年3月刊行の書籍『明日に向かって』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。