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フットケア、私の場合

最近の研究では、速く歩く人は健康寿命が長い傾向にある、すなわち介護を必要とせずに生きている期間が長くなるそうです。

確かに高齢者で介護ケアを受けている人々は、自力歩行が困難なことが多く見られます。原因としては、脳や心臓、肺の病気があったり、そうではなくても下肢の筋力低下があったりします。

さらに、高齢者には、外反母趾(ぼし)や巻き爪、白癬(はくせん)や浮腫など足に病気が見られることもあります。

足の問題は、脳や心臓の問題と比べると軽く見えますが、長い間に病気が進行したり、末期まで進んでしまうと、治すのがとても困難になります。

例えば、外反母趾や巻き爪が進行すると、痛みで歩くのが困難になります。白癬では爪が肥厚、変形してしまい、容易に爪を切ったり削ったりできなくなります。また、浮腫も痛みや感染のもとになりがちです。

従って、まだ若いうちから、病気や異常が見られ始めた時から、少なくとも深刻な問題になる前に、足のケアに気を配るべきだと思います。

実は私の場合も、長いこと足の問題で悩んできました。

症状としては、少し歩いただけですぐ足が疲れてしまい、足底が痛くなるというものです。私の足の何が問題なのか、そしてどうすれば良くなるのか、いろいろと試行錯誤してみました。

まず、カスタムメイドな靴合わせをしてくれる靴屋に行ってみました。

そこでは、私の足の3Dの画像を撮りましたが、私の足の形は特に問題ないということでした。次に、皮膚科を訪れました。というのは、私の足の裏には部分的に固いところがあり、時々魚の目ができていたからです。

皮膚科では、私の足の裏の皮膚はとても薄いので、所々厚くなっているところが痛く感じられるのでしょう、ということでした。しかもその原因は、たぶん加齢によるものでしょうと。

これらのことから、私の足には大きな問題がないということがわかり、ホッとしましたが、問題は解決されないまま残りました。

次に、私はもっとフットケア一般について自分で習ってみよう、と思い立ちました。

フットケアには二つのタイプがあります。一つは医療的なフットケア、もう一つは美容的なフットケアです。

日本では「足の医者」というものに馴染みがありませんが、西洋医学では、「podiatrist」と呼ばれる専門医がいます。

Podiatristとは、足、かかと、そして下肢の病気や異常を扱う医師です。