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おそるべし[お手伝い力]について

今日は[お手伝いにより子どもの自己肯定感がアップすること]についてお伝えします。

お手伝い、きっと皆さんも一度は子どもにお願いしたことがあると思います。でも、積極的に子どもにお手伝いをさせているおうちは少ないような気がします。これはなぜでしょうか?

子どものお手伝いは、最初どうしても圧倒的にへたくそです。当然です、初心者ですから。うまくなるまで時間もかかります。その点、保護者はもう何年もやっているから、セミプロ。だから、子どもの要領が悪い、のろのろした、決して仕上がりの良くないお手伝いに、とてもイライラします。自身にも余計な時間と手間やストレスがかかり、根気がいります。その結果、つい文句を言ったり、もうお願いしなくなったり。で、その結果が今の状態だと思います。

我が家もご多分に漏れず、最初は超へたくそ。まず、簡単そうな洗濯物たたみをお願いしましたが、見事にぐっちゃぐちゃ。タオルですら、端をそろえてたたむコツもわからないし、全ての洗濯物を同じ場所に積み上げていくので、できあがりは、それはもう見たくない光景でした(笑)。

でも、そのぐっちゃぐちゃの洗濯物を見て、私は子どもがやってくれた行為に対して(結果じゃないですよ、一生懸命お手伝いをしてくれた行為)、心を込めて、

「ありがとう、おかあさん、手伝ってくれてうれしいな」

とだけ言いました。子どもは、

「うん」

と鼻高々。あとでこっそりたたみ直しましたけどね。

不思議とその後しばらくすると、特に何も教えなくても子どもたち全員上手にたためるようになりました。家族ごとに仕分けることもしてくれるように。やはり経験により、試行錯誤、創意工夫、見よう見まねをして上達するのです。すぐに結果は出ません。

不登校中の子どもにも、せっかく家にいるんだからと、いろいろお手伝いをお願いしてみました。ご飯を炊いてもらったり、みそ汁を作ってもらったり。私も助かるし、多少味が濃くても薄めたらいいし。百点目指さなくていいんです。子どもはみそ汁に片栗粉を入れてみたり、砂糖を入れてみたり、実験しながら楽しく取り組んでくれました。