コロナ禍「離婚件数」は減ったけれど…

新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今、結婚件数は低下すると同時に、「離婚件数」も減少傾向にありました(2020年度調査)。

先行き不透明な情勢下、離婚の二文字が頭をよぎっても、将来不安のため先送りに……など、様々な要因が想像されますが、実はその裏で、離婚に関する相談件数は例年より増加しているのです。

すぐには離婚できなくとも、パートナーに対する不平不満が積み重なっている……、そんな現代人の悩みを描いているのが、真に迫った筆致と妻の哀愁が混交し、読者に強烈なインパクトを与える作品『夫 失格』!

本記事は、幻冬舎ゴールドオンライン人気記事『夫 失格』のあらすじを紹介していきます。

『夫 失格』あらすじ

書籍紹介文

キレやすく自分勝手な夫。

私は家政婦だと割り切って続けた義母の介護。

しかし、寝室で見つけた一枚の便箋をきっかけになんとか形を保っていた夫婦の生活が崩壊していく——。

主婦である景子はかいがいしく義母の介護をしているのに対し、当の夫である孝雄は母の存在を疎ましく思っている様子。

ある日、義母に対する夫の暴言の聞いた景子は孝雄を嗜めるも、「俺がそんなことを言うわけがないだろう!」「おふくろをいじめるのはやめてくれ!」と支離滅裂な言動……。

自分勝手な夫に振り回され、身も心も疲労困憊していく最中(さなか)見つけた一枚の手紙。

「♥たー君へ♥」から始まるその手紙を見て、夫の不倫を悟った景子は孝雄に対する不満感が大きくなって……。

不倫夫との離婚のために奮闘する主婦の20カ月の物語。

『夫 失格』結末は…

義母の介護を担う景子は「自分は孝雄の妻ではなく、家政婦なのだ」と思うことで、理不尽な夫の機嫌を窺いながら生活を続ける。しかし、体調を崩し入院していた義母が病院で息を引き取ったことを皮切りに、夫への疑惑は積もるばかり……。

そんなある日夫の携帯電話を確認すると、手紙の人物とは別の女性とのどギツいやり取りが!

次々と露呈する夫の不倫の衝撃の全貌に強まる離婚への決意。

夫の言動の証拠集めや女性センターへの相談、別居の段取り……と景子が淡々と離婚の準備に取り掛かるようになると、妻の決意が固いことを知った夫は「離婚したくない」と後悔のメールを送り続け追いすがり……。

「景子ちゃんのことばかり考えています」「最愛の妻の景子を、一生信じていたい」「僕は景子♥を誰よりも愛しています」――

都合のいい「愛」を(うた)う夫に景子が下した決断は……?

『夫 失格』第一回はコチラ!↓

※本記事は、2021年4月刊行の書籍『夫 失格』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。