不登校になる子どもたちの自己肯定感が低い理由

何回も言っていますが、不登校になる子どもたちは、全然悪くないのに概ねみんな自己肯定感が低いです。

これはなぜでしょうか?

【考えられる理由一】

みんなが楽しく行けている学校に自分だけ行けない。友達、先生と合わない。でも学校以外に行く場所がない。→ダメな自分

【考えられる理由二】

勉強が苦手、またはつまらない。お父さん、お母さんには「学校に行って欲しい」と言われるけど、わからない、つまらない授業を席に座って延々と聞かされるのが苦痛。→ダメな自分

【考えられる理由三】

自分だけみんなと違う。周りのうるさい音や大勢の友達と過ごすのがしんどい。空気を読むのが苦手。→ダメな自分

子どもたちは、みんなと違って学校に行けない自分を卑下してしまっています。でも、自分が悪い、もっと頑張らなくちゃいけない、と思い込んでいる。だから益々苦しい自分、ダメな自分、イケてない自分になっていく。

子どもは心の内で、こんな風に自分を責め、追い詰めています。私の子どもも、「学校にどうしても行かれへん」と言って、玄関で激しく泣き崩れました。

不登校の子どもたちは、相当しんどくて、つらい思いをしている。そして誰もそんな自分を好きでいてくれるはずがない、と思ってしまっている。自己肯定感、だだ下がりです。

(ひるがえ)って、学校に毎日遅刻せずにきちんと行って、勉強が良くできる子は、みんながほめたたえる。……って、なんでやねん。ちゃうちゃう。不登校の子どもたちに私は伝えたい。

「あなたは全然悪くないよ。あなたはあなたのままで十分素敵やし。学校にはたまたま合わないだけで、あなたのせいではないよ。学校以外の好きなコト、やってて楽しいコト見つけたら、毎日めっちゃおもろくなるよ。学校だけが全てじゃないねん。

世の中は、もっともっと広くて、必ずあなたと通じ合う人がいてるねん。それは、大人かもしれへんし、おじいちゃんかもしれへん。あなたにしかできない、あなたの得意なコトも絶対にある。

得意なコトを見つけて、それを手伝ってくれる大人を見つけたら、きっと今までとは違った世界で、まるで鳥のように自由に羽ばたくことができるよ。実は、世界ってむちゃくちゃ広いねん。だから、学校には行かなくても大丈夫」

次は、[見えてきた日本教育の問題点と提言]について私の考えをお話ししていきます。