青柴に黄色の野花美しく 可憐に咲いて涙一粒
暖かな春の日和に親と子に 眼差しが行く猫の戯たわむれ
吹く風の清々しさと爽やかさ 初夏香り出す江南の春
※本記事は、2015年12月刊行の書籍『歌集 漣の夢』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。
歌集 漣の夢【第76回】
中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。
青柴に黄色の野花美しく 可憐に咲いて涙一粒
暖かな春の日和に親と子に 眼差しが行く猫の戯たわむれ
吹く風の清々しさと爽やかさ 初夏香り出す江南の春