大人は子どもとどう関わればよいか

子どもの数が少なくなり、保護者の子どもへの関わりは随分増えていると感じます。でも関わり過ぎて、かえって子どものやる気を止めてしまっているケースもありそうです。

子どもが失敗をしないよう、先回りしてしまうことはありませんか?

子どもが一人でできることをさせずに保護者がやってしまったりしていませんか?

子どもが自ら考え挑戦しようとしていることに水を差し、やる気をそいでいませんか?

子どもが困難に直面したとき、すぐに答えを教えてしまっていませんか?

子どもがやりたいと言ったことに対し、保護者の都合で「無理」と言っていませんか?

私は、子育てとは[子どもが自ら育つのをさりげなくサポートしながら、遠くから見守ること]ではないかと思っています。ほったらかしのように見えて、実は毎日子どもの状況を逐一観察し、子どもの要望に応じて情報を一緒に調べたり、時には少しだけ手伝ったりして、つまり、子どもが育つ手助けをさりげなくする感じです。

じゃあ、子どもへの関わり方って具体的にどんなことをしたらいいでしょうか?

まずは、何回も言っていますが、その子が[好き]なコト、[得意]なコトを周りの大人が是非見つけてあげて欲しい。どの子にも、必ず絶対にあります。それが見つかることで、子どもの[自己肯定感を高め、自分に自信を持ちやる気を出す]、[好きなコトに胸を躍らせながら取り組み、諦めずに最後までやり遂げる]、この二つの力が身に付きます。

そして、大人は子どもが困ったときにのみ、そっと手を差し伸べる。それが難しいときは、是非周りの手を借りて。そして将来、社会に出て仕事をする上で大変重要な、[自分で考え、創意工夫し、行動できる]、この力を伸ばしてあげて欲しい。

子どもの気持ちに寄り添い、前に進めるよう、必要な情報を提供するなど、さりげなくサポートしてあげることが大切だと思います。

以上をまとめますね。大人は子ども一人一人のそれぞれ良いところ、その子の[好き]なコト、[得意]なコトを見つけ出して、[自分で考え、創意工夫し、行動できる]、その力が育つサポートをする。

是非すぐに取り組んで欲しいと思います。