今、思うこと

・夫を亡くしてから、以前の何気ない暮らしが、どれほど幸せなものだったかと今、強く思っています。(七五歳)

・両親と旅行したかった。(七一歳)

・主人が亡くなり、健康面で悪いことばかり起こり、もっとそれ迄元気な時に旅行などで遊んでおくべきだったと後悔した。だから、運動と旅行をしっかりやるようにしましたけど。(七一歳)

・老人ホームに入居してしまったことを後悔している。子供には入居すると早死にするよと言われているから、どうしようかなあと。(八〇歳)

・夫が定年になって以後、もっと自立できるように手助けすべきであった。現在家の中の事、全て妻に頼りっぱなしで嘆かわしい。今さら教育も無理ですしね。(七四歳)

・孤独な家庭で愛情に飢えて育ったためか、人に自分を認めてほしい、好かれたいという思いが強く、親友ができなかった。七〇を越えて、一人になってやっと正直に生きるようになり、友も出来た。遅いけど良かった。(七六歳)

・子供に迷惑をかけないようにという生き方は、疑問に思えてきた。(六九歳)

※本記事は、2021年8月刊行の書籍『年寄りは集まって住め』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。