やはり意見のぶつけ合いは極力双方向でのコミュニケーションが可能なWEB会議や電話を活用した方が遥かに効率的ではないでしょうか? 意見のぶつけ合いの裏では、相手の発言を聞いて相手の置かれている立場や考えていることを察知することが必ずセットとして行われなければなりません。

Eメールはそれを行うのにはすこぶる不向きなツールなのです。例えそれができたとしても、文書作成の時間、読んでもらえるまでの時間、返事が来るまでの時間をトータルすると恐らく数倍、数十倍の時間がかかります。日本人同士でも時々千字以上のメールをお互いに送り合っている例を見かけますが、なんで電話して早く解決しようとしないのだろうと不思議でなりません。

中には対話を避けるためにメールでのみやり取りしたり、自分の正当性を感情的に主張するためだけに長いメールを打って、いろいろな人にばらまいている人を時々見かけますが、それは負の感情をばらまくだけの悪しき行為です。

そういう負の感情が芽生えそうになったら、いち早く双方向のコミュニケーションができる対面、電話、WEB会議にて話し合い、けりをつけて前に進むのがビジネスパーソンのあるべき姿ではないでしょうか?

また、相手が直ぐに答えられる情報を得たい時や、相手から早く返事をもらいたい時の催促などはコール&レスポンスのスピードに優れたSNSの方が効率的です。しかるに未だにEメールでのコミュニケーションに依存しすぎている例は枚挙にいとまがありません。

よく観察していると電話やSNSを使えば30分ですむことを、Eメールの返事を2~3日待ってようやく次のステップに進んでいる人を見かけます。確かにEメールは電話などに比べれば相手の邪魔にならないという利点があり、特に目上の人や多少緊張を伴う重要なお客様向けは送信しやすいということがあるのかもしれません。

ただ、ある程度個人的な関係が深まればよりスピード感があるSNSを使うべきだし、逆にSNSでやり取りができる様な関係を早く築く努力をするべきだと思います。