高齢者が後悔していることとは? ー男性編ー

▼勉強

・若い頃の自分は、将来について想像できず努力をしなかった。勉強をもっとすればよかった。(八〇歳)

・勉強不足(特に中学、高校)。専門知識の習得不足(得意が無いこと)。(八二歳)

・もっともっと多くの本を読むべきだった。もっともっと勉強すべきだった。(七一歳)

・若い内にもっともっと勉強し、さらにもっと多くの経験(仕事、趣味、仲間との交際等)をしておけばよかった、とつくづく思う。(六八歳)

・もっと勉学に励んでおくべきだった。(七〇歳)

・一番に「学び」。したいときにすればいいとは思うが、若い頃は、時間もあり、経済的にも心配なく(親が出してくれていた)、もっと脳も柔らかく、結果(資格など)を役に立てる場もあった。そうなのに、学びに没頭できなかったことが悔しい。(六九歳)

・もう少し宗教を勉強、体得しておくべきであった。自分の浅さを感じる。(七四歳)

・学びが足りないと思ったときは、もう遅かった。その結果だが、なんと幼稚な人生であったことかと、反省一杯。(八一歳)

・もっと勉学に励んでおくべきだった(七〇歳)

▼人生の選択

・四年制の公立大学に行きたかった。幸い高校枠で大企業(金融)に入り、夜間大学(公立)も行けたが、大企業での学歴の壁は厚かった。(七三歳)

・会社を選ぶのを間違えた。そのため、妻にも家族にも苦労させてしまった。(七八歳)

・結婚。一生一度の事だから、焦らずに良く考えて周りに左右されず判断すべきだったと思う。(六九歳)

・働きすぎたこと。皆がやるなら自分も頑張る、それだけを考えてやってきたことが原因で老後になって病気がついてまわります。人それぞれ限度がある。(八〇歳)

・父が早くに亡くなったので(終戦の翌年)、母が子ども達の面倒を見るなど大変だった。今思うともっと親孝行したらと後悔しています。(九〇歳)

・現役時代、子供たちに十分なことをしてやれなかった。(七六歳)

・よく頑張って働いてきた為、健康問題が第二義的であった。各種の健康診断は受けておけば良かったが、人に勧めるが己は受けず、その為大腸がんで早く治るものがそうではなくなってしまった。大酒やタバコの害等もそうであった。(七五歳)

・仕事を兼ねてほとんどの国に居住したが、実家の事情などがあってアフリカへは行けなかった。行っていれば世界観、人生観が変わったと思う。(六六歳)

・仕事を第一にしすぎた。(七三歳)

・身内への家族愛が足りなかったこと。(六七歳)

・高校進学のとき、誰もが行きたいトップクラスの学校に行けたのに、電車に乗って遠くまで行かなければならないので、家の近くの二番手の学校へ行った。自分の心の中で「鶏口たるも、牛後なるなかれ」と言い聞かせながら、「鶏中」で終わってしまった。(七九歳)