夕つ日のほてりまださめぬ山のに 星くづ輝やくころとなりにし

 

一ときの看りもなさず死なしめし 妹思へば嘆きはつきず

 

牛乳さへ喉を通らず十日目に 命つきたる哀れ妹

※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。