風もなき海に向きたる赤山に干せる鰯の匂ひ鼻つく

 

北鮮の荒海に寄るこの町の鰯の臭ひもいふに懐し

 

漁夫たちの叫び行きかふ此の町のこの忙しさよ幼き日もかく

※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。