また、余暇や生涯学習を充実させるツールになる他、国際結婚の可能性が広がったりもします。海外滞在時に緊急事態が発生したときや、日本にいる外国人に緊急時の情報を伝えることができるようになります。

私の場合、修士課程在籍中は勉強の一環として国際NGOのSave the Childrenでボランティアをしていましたが、ここでのボランティア活動が修士論文の執筆を含めハードな大学院での勉強を乗り切る助けになりました。

日本に帰ってきてからも引き続きボランティア活動を行っていた時期があり、その際にいろいろな大学の学生さんや社会人のみなさんとも交流を持つことができた他、東京近郊の小学校や中学校での活動経験が、後に教員免許を取得する一つのきっかけにもなりました。

また、自身の英語力を伸ばせたことで海外の鉄道雑誌も読むことができるようになり、ヨーロッパを始め、海外の鉄道事情についても興味の幅が広がりました。私は元々、乗り鉄と食べ鉄がメインでありますが、帰国してからは海外鉄にも幅を広げています。

今、社会では学校現場を中心に「生きる力」を身につけることが殊更に叫ばれています。

「生きる力」、文部科学省の説明によれば、「知・徳・体のバランスのとれた力のこと。変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな心、健やかな体の知・徳・体をバランスよく育てることが大切です」とあるのですが、私は、混沌とした世の中を泥臭く生き残っていく術ではないかと考えています。

その一つが英語を軸とした語学であり、生き抜くための強力な武器として身につけてほしいですね。