発掘された遺構・出土品調査報告書が提出されておらず、また、文化遺跡を地元や文化財委の考え方も聞かないうちに参事が執行するのはなぜか?と、村長に遺跡保存要望書を提出するなかで説明を求めたところ、

「事業は決まっている。発掘調査報告書はできてないが、参事の執行は村長責任であり、議長は今回の件を知っている。議会でジャッジをすればよいこと。思う存分におやりになれば」と話されました。

◇ハネダ氏作成の園原資料館計画書の説明がないのはなぜか。

◇ビジターセンター建設は資料館報告書に基づいて計画されているが、なぜ公募で新たな計画を求めたのか。

◇ビジターセンター建設は、どのような経過において議会承認をされたのか。

◇設計業者を決めるために公募プロポーザルを採用した理由は何か。

◇ヤマガミ参事は「遺構は記録に留める」と発言し、公募では「遺構を活用した提案」を求めている。その違いはなにか(遺構を活用する案は章設計だけ)。ヤマガミ参事は1月9日火曜日、公募プロポーザルの方法についてS設計と役場で相談している。

◇ビジターセンター公募説明会撮影の公開を求めます。

◇プロポーザル公募要綱では、観光案内と喫茶ルームになっている。村長に「営業施設ではないのか」とお聞きしたら「営業施設である」と認め、「管理委託をすれば問題なし」と答えられた。営業施設との話は議会にありましたか。

◇資料館建設候補地の選定で、ハネダ氏は万葉園原ふれあい館の東側とされた。しかし、ヤマガミ参事が反対したので仕方なかったと発言しています。その場所は駄目だとクマダツネオ議員がヤマガミ参事に進言したと聞いたが、事実でしょうか。理由と合わせ、説明願います。

◇発掘した候補地の地主が地区建設準備委員会の委員長だが、その経過で事前の話があったのではないか。

◇資料館は文化財も含めた教育委員会の役割と考えるが、産建委員会が取り扱うのはなぜか。クマダツネオ議員が扱えるよう、ビジターセンターに変更したのではないか。クマダツネオ議員は産建委員長の立場でいつからかかわっていたのか。ビジターセンタープロポーザル公募立案もヤマガミ参事と計画したが、一議員の裁量で進めるのは越権と思われる。

◇園原資料館は、全村博物館構想の一環とされている。遺構を壊してつくるビジターセンターは、全村博物館構想でその役割を果たしていますか。

以上の内容をもって、ビジターセンター建設の中止と、遺構保存を働きかけます。

あわせて、ヤマガミムネオ参事とクマダツネオ議員の関連について質問します。

◇ヤマガミムネオ参事とクマダツネオ議員が営利企業(ひるがみの森ほか)で関連している関係を明らかにされたい。

◇ビジターセンター建設事業執行者と産建委員長の関連性で、地方自治法および地方公務員法に抵触していると思われる。村長説明と議会判断を仰ぎたい。

ヤマダ会長は「オカダは意に沿わない議員を公然と恫喝する。そんな議会に質問状を出してもなんの意味もないぞ」と言う。

それは百も承知、私の目的は違うところにある。遺構を守る、三種の神器を証明することだ。

「章設計が資料館の設計を外された。だから、文句を言っている」

「勝手な奴だ。ふざけたものだ!」

従兄弟である社長や父方叔父でさえ言う。

「そう取られるから何もやらない方がいい」

最初から四面楚歌であった。誰も何もわかっていない。園原の文化遺産がダメになるだけじゃない。このままいけば大変なことになるということを。

※本記事は、2021年2月刊行の書籍『空模様』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。