別の友人が昨日遊びに来て言った。「私、いいな~、すごいな~って言葉嫌いなの。本当にしたいならやれば良いじゃない、って言いたくなる」。

華奢で可憐で可愛い声の彼女と強い言葉のギャップが面白くて、頷きながら笑ってしまった。

彼女もサロネーゼの傍ら韓国語を極める才色兼備。暮れには毎年韓国サッカー少年のホストファミリーを引き受けている。そしてクリスマス会を開いてみんなを楽しませ、仲良くなった彼らに会いに韓国に行く、日韓交流架け橋の人。

彼女たちの話を聞いていると「どこまで学んで、どれだけ遊べば気が済むのかな?」と、尊敬の念を通り越して呆れてしまう。

そんな才色兼備な人たちの活力エネルギー源は、人生の荒波を果敢に潜り抜けながら「自家発電」を繰り返し、どんどんバッテリーにため込まれたもの。

若い女性はそこにいるだけで美しい。でも私たちは下りのエスカレーターに乗っている。立ち止まっていては下ってしまう。だから悩みも逆境も力に変えて、流れに逆らい上り続けて行くしかない。「みんなで上れば怖くない」。

無駄な抵抗なんて思わない。じっとしているのは性に合わない私たち。「もう無理はきかないよ、ほどほどにしないと体壊すよ。もう若くないんだからね」。お互いをけん制し合いながら、みんな一緒に、いや、我先に上りたい。

才色兼備(さいしょくけんび 才知と美貌の両方を兼ね備えていること

※本記事は、2020年6月刊行の書籍『ママ、遺書かきました』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。