才色兼備 いつからだって才色兼備

世の中、天に何物も与えられている人っているものだ。羨ましい限りである。それは若い女性に限ったことではなく老若男女に存在する。才色兼備は憧れの人。

学生時代、かっこいい子は足も速く、リーダーシップもあり、勉強も出来、絵も歌も、ピアノまでも上手かったりする。要はオールマイティーに優秀な男子と女子。みんなにモテモテ、クラスの人気者。学級委員長、生徒会長、応援団長をしたりする類の子供たち。そんなみんなのヒーロー的存在の子は、どこの学校にもいるものだ。

一方その対極も存在する。才色兼備の反対なんて考えただけでも気が滅入るが、起死回生、いつからでも挽回することは可能だから心配には及ばない。子どもの頃のそれがずっと後の人生を決めてしまうなんてことはない。十で神童十五で才子二十過ぎればただの人。それもあるしその反対も然り。

小さい頃は、目立たずぱっとせず、何をしてもどんくさかった子供が、いつの頃からかメキメキ本領発揮してどんどん花開く。そんな話も(ちまた)にはいっぱいある。いつからでも才色兼備は目指すことが可能。50過ぎてからだって、まだまだいける。

友達にも才色兼備な女性は沢山いる。そんな彼女たちの共通点は「欲張り」なところ。どこまでも前向きで、学び、女磨き、遊びに貪欲。食欲も旺盛、お酒が強く会話もとても面白い。

旅先で知り合ったスペイン人の富豪の家に遊びに行くため、スペイン語を学びだす外資系勤務、広尾在住のバイリンガルな「8女」のモコちゃん。

英語、中国語、フランス語をブラッシュアップし続け、合間にエアロビ、ゴルフ、ジャニーズの追っかけを怠らないナイスバディなスーパーウーマンおふみさん。

フランス料理教室だけでは飽き足らず、点心の店も持ちたいと本場の教室に通いながら、大好きな「大野君」の出る『忍びの国』を映画館で35回観る強つわもの者ミワちゃん。

みんな老親のお世話をしながら、時間とパワーを上手く配分し、やりたいように生きている。才色兼備な人達はもともとの美しさ賢さに「胡坐」をかいたりはしない。さらなる高みを目指して日々自分の可能性にチャレンジしている。