自分の審美眼、生き方には絶対の自信があるようで、脇目もふらず我が道を行く。それは、姉妹同士の容赦ない「ダメ出し」に屈せずに生きるために自然と身についた「自己防衛術」なのかもしれない。

友達にもこの道の達人がいる。

「自分が好きすぎて困っちゃう」と嬉しそうに語る彼女は私から見ても、羨ましすぎて困っちゃうくらいに素敵な女性。いたるところにいる「ファン」からのラブコールに応えるのに東奔西走の毎日を送っている。

知り合ってから25年。ずっとまぶしいほど輝き続けている彼女の秘密が今わかった。「才色兼備プラス自画自賛」。これだった。これぞ「モテる女の方程式」。

みんなの心を鷲掴(わしづか)み。「世界は自分を中心に回っている」。そんな気分を味わいたい人は、この手を是非ともお試しあれ。

この文を読んだらきっと言われそう。

「あなたに言われたくないわ。雅子さんも自分が大好きでしょ!」

自画自賛が得意な似た者同士の私たち二人だ。

自画自賛(じがじさん)自分で自分の発言や行為をほめること。手前みそ

※本記事は、2020年6月刊行の書籍『ママ、遺書かきました』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。