2.三菱UFJフィナンシャル・グループの企業理念

ミッション:いかなる時代にあっても決して揺らぐことなく、常に世界から信頼される存在であること。

時代の潮流をとらえ、真摯にお客さまと向き合い、その期待を超えるクオリティで応え続けること。

長期的な視点で、お客さまと末永い関係を築き、共に持続的な成長を実現すること。

そして、日本と世界の健全な発展を支える責任を胸に、社会の確かな礎となること。

それが、私たちの使命です。

ビジョン:「お客さまの期待を超えるクオリティを、グループ全員の力で」「お客さま・社会を支え続ける、揺るぎない存在に」「世界に選ばれる、アジアを代表する金融グループへ」

バリュー:「信頼・信用」「プロフェッショナリズムとチームワーク」「成長と挑戦」

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、総資産は約3.1兆ドル(約337兆円)を誇り、世界5位につけ、三井住友FGやみずほFGには1兆ドル以上の差をつけている。さらに国内首位に留まらず、米国ゴールドマン・サックスやJ・P・モルガンを超える世界規模の金融機関を目指そうとしている。

また、顧客満足度でも国内トップである。三菱UFJ銀行はタイのアユタヤ銀行やインドネシアのバンクダナモンの連結化など、国内トップの資金力を武器にM&Aでその地域に根ざした企業を積極的に買収。

また米国MUFGユニオン・バンクなどリテール業務の現地化を推進することで現地のニーズに対応し、世界中で「顧客のため」を追求する環境を整備している。また、営業に厳しいノルマを設けず、融資審査に十分時間を取るスタイルも特徴である。

米国証券会社モルガン・スタンレー(MS)は2008年秋のリーマン・ブラザーズの経営破綻後、第2のリーマンとの連想から株が売り込まれ、資金繰りに行き詰まった。MSはゴールドマン・サックスとともに、銀行持株会社となることを申請してFRBから資金供給を受けたが、当時はMSの破綻は時間の問題だとみられていた。

これを救ったのが90億ドルの巨額出資をしたMUFGである。MUFGは78億ドルを優先株で保有し、全額普通株に転換し現在MSの23.36%の株式を保有し持分法適用会社としている。普通株にこだわったのは、出資当初から単なる純投資案件ではなく戦略的な提携関係を目指していたためだ。

出資後にMSの株価は上昇し、MUFGの決算では「負ののれん」2906億円を計上、MUFGはMSの証券業務のグローバルな経験、知見、ノウハウを三菱UFJモルガン・スタンレー証券などの合弁会社として活用するなどして成功案件となっている。