架空なる恋人達は多いけど 有り難き哉現実の友

 

独り行く雷の中雨を衝き 明日は晴れると望みに頼り

 

ささやかな電気ストーブ赤く点き 局所の温み全部に渡る

※本記事は、2012年12月刊行の書籍『歌集 星あかり』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。