「きんぎょが…」

「ぼくの おとうとが しんじゃうよお!」

びょういんに きた ママに ぼくは あやまった。

「きんぎょを おいて あそびにいって ごめんなさい」

おこられると おもった。

 

だけど ママは わらった。

「でも しんぱいして いえに もどって くれたのね」

「ありがとう おにいちゃん」

「きんぎょは だいじょうぶなの?」

「おいしゃさんがみてくれたから だいじょうぶよ」

 

ねている きんぎょは もう くるしそう じゃなかった。

※本記事は、2021年1月刊行の書籍『ぼくのきんぎょ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。