第三章 第三の人生スタート

火曜日、今日は素敵なレストランに行くと言っていたから、紺色のワンピースとグレーのカーディガンにした。上品かな。教室についた。

「今日もとても素敵です。よく似合っています」

「嬉しいです。ありがとうございます」

素直に答えられた。今井さんと一緒に教室を出た。

「時間があるのでお茶でも、しますか?」

「いいえ、食事を美味しく頂きたいから散歩かお買い物とかしましょう」

「僕、Gパンを買いたいな。選んで下さい」

「はい、喜んで」

ショッピングモールの二階へ。

「ねぇ、今井さん。色は、形は、ストレッチ派?」

「僕に似合いそうなのを選んで下さい」

「私好みでいいですか」

「嬉しいな、お願いいたします」

「ブルー系が似合いそうです。ブルー系Gパンでストレッチだと動きが楽ですので少しストレートタイプにネイビーのシャツ試着して下さいね」

ベルトは紺がいいな。今井さんが試着室から出てきた。

「どうですか?」

「いつも素敵ですが爽やかですよ」

「このGパンすごく楽です。着やすいな」

「ゆりさんも試着してみたらどうですか」

「今井さんが着ているGパン試着してみようかな」

「とっても楽ですね」

いつもと雰囲気が違うが妙に色っぽい。

「すごくいいですよ。一緒に買いましょう」

「まるで、ペアルックですね。ウフフフフ」

「僕はその方が嬉しいです」

「素敵な冗談」

私は淡いピンクのシャツを合わせた。なかなかイイ感じ。

「僕が絶対に払います」

「良いのですか? ありがとうございます」と甘えた。今井さんは時計を見て、

「店に向かいましょう」

「えぇ」

「ゆりさんのおかげでお腹が空きましたし買い物も出来た」

「楽しかったですね」

美味しいコース料理を頂いてデザートを楽しんでいる時、

「ゆりさん、僕はあなたと友達になりたくありません」