「雪が降ったから遅くなった」

弊社では、これは理由になりません。雪が降るだろうと予測していない、そして、それに対応できていない自分に問題があるのです。「雪」に責任はありません。

このように原因ではなく目的を追求した思考でなければ、質の高いマーケティングを行うのは不可能だと思います。もちろん、上手に目的思考になれるときと、なれないときがあるでしょう。「完璧」などどこにも存在しません。

「砂糖を入れすぎたらコカ・コーラができた」という話をどこかで聞いたことがあります。つまり、「失敗は成功のもと」ということです。チャレンジを重ねることで人は成長し、チャンスをつかめるようになるのではないでしょうか?

外部環境や他人のせいにしていては、何も解決しません。どんな成功もつかめません。むしろ、何かをするときは必ず何かの障害があると考えたほうがいいのです。

そもそも「マーケティングによるプランはテスト」とよく言われます。私も同感です。小さくたくさん挑戦して失敗を重ね成功をするのがベストです。

そのために重要なのが「勇気」と「スピード感」だと考えます。何度も同じことを言いますが、この二つを備えている経営者のいる会社は業績がいいのです。

原因思考とは、起こってしまった原因だけにフォーカスして思考する人と定義できます。目的思考とは、自分の進む道に対して不足していることを補っていく思考です。アドラーの原因論・目的論のマーケティング編だと思ってください。

目的思考は、経営者でなくても仕事をするうえで、また人生においてもとても重要な考え方だと私は考えます。

※本記事は、2021年3月刊行の書籍『惹き寄せるチカラ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。