日本文明と西欧文明の違いを一言で言えば、自然を内側から見ているのか外側から見ているのかの違いがあるのです。

日本人は自然と一体であったので、人間は動物や植物とつながった存在であることを知っていたのです。

西欧のように自然と人間が対立した世界では、人間と動物は分離しており、かつ、人間は知恵を使い自然を征服してきたのです。

それが西欧文明の本質なのです。

その結果このまま行けば環境破壊により人類が滅びることがようやく分かってきたのです。

しかしながら、人類は後戻りできないのです。

それは人類共通の言語がないからなのです。

それは英語を世界共通語にするというような話ではなく、近代合理主義により、専門化が進み、各々の専門分野で自分が正しいという思い上がりにより、他人の話を理解できないからなのです。
 

※本記事は、2021年3月刊行の書籍『終結 日本文明試論』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。