さて、肝心のネーミングについてですが、社名を例に説明していきます。ブランディングのために社名を変更しようという動きが出てきたとしましょう。

従来から使用した名前を変えるのは、とても面倒な作業になります。これは、人間が行動を変えるのと同じように、「変えたいけどいまのままでも……」という意識が働くからです。

しかし、歴史のある社名でも、その歴史を引き継いたネーミングは可能です。もしくは、正式社名と別に屋号みたいもので変化をつけることもできます。

まずは、呼びやすい名前は長く感じられない短いものが最適です。そして、何よりも自社の価値や理念を感じさせる名前が必要でしょう。

これは、開発商品や新商品のネーミングでも同様です。例えば、弊社の業務改革には「スターバックスコーヒーを見習う」というプロジェクトがあります。

そこで、「仕事をスタバるプロジェクト」とか、キャッチーで親しみやすく社員がやる気が起きるような名前を考えます。「スターバックスの優位性を導入する計画」により楽しく仕事ができるようになります。

世の中には優れたネーミングがたくさんあります。経営者が考えるのではなく、外部スタッフなども活用して全社レベルで検討してください。

ネーミングにおいてもこだわることで独自性を高めることができます。ここを他社より深掘りすることによって、自社のポジショニングやブランディングの効果が、時間の経過とともに明確になってきます。

友だちの使う言葉で友だちが「価値が高い」と感じられるネーミングとデザイン作成をするための検討をしてください。

※本記事は、2021年3月刊行の書籍『惹き寄せるチカラ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。