学問の問題点

近代資本主義の進展により、近代合理主義による各分野で専門化・個別分断化が進み益々全体を見渡すことができなくなっています。現代の日本は、東京一極集中(中央集権体制)や学会に代表される個別専門化・分断化が進み、それが壁としてそそり立ち、そこに風穴を開けない限り、この社会的・知的閉塞状況を打破できないのです。

中世の”神”中心の世界から人間を解放したのが”ルネサンス(人間復興)”であったのです。現代では”神”からは既に解放されていますが”お金”という”神”からは解放されていません。

戦後米国が覇権を握り、冷戦終了後は株主資本主義のもと、市場のグローバル化を推し進めてきました。それを支える哲学が近代合理主義です。近代合理主義とは中央集権化、代替可能な物の画一化及びお金で価値を統一する経済至上主義であり国境を越え価値の一元化を推し進めてきたのです。これがグローバル化の正体なのです。

グローバル化の中で生き残るにはより一層近代合理主義を推し進めるしかなかったのです。その結果が東京一極集中や各分野の専門化・個別分断化なのです。グローバル化による取り返しのつかない程の既存文化及び環境の破壊も近代合理主義の成せる技なのです。その結果が自然環境の破壊・人間社会の崩壊へとつながってしまったのです。