昨日、声を掛けてくださったお二人が、

「せっかく、これから仲良くできたのに、残念!」

とおっしゃってくれた。さあ、引っ越しだ。

7階病棟の別の部屋に移動した。その部屋の患者さん方も、皆さん温かく迎えてくださり、安心した。食事のホールも昨日のホールと別の場所に変わった。

入院2日目から、いよいよリハビリ開始。

12月29日(火)、世の中は年末、大晦日の準備だろうが、もちろん私は、そんな状況ではない。

リハビリは1日最大3時間受けられる。それぞれの病状によるのだが、私のリハビリは、

言語療法 20分

理学療法 60分

作業療法 100分(60分と40分)

で組まれた。

テレビのドキュメンタリーなどを観ていたので、リハビリのイメージはあった。イメージはあっても当然、実践はないので不安はあった。

まだ自力でリハビリ室まで移動できないので、療法士が病室まで迎えに来てくださる。車椅子も押し、リハビリ室まで連れていってくれた。

リハビリ室に到着した時の目の前の光景を鮮明に覚えている。

※本記事は、2021年2月刊行の書籍『アイアムカタマヒ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。