少し前から町のビデオレンタルショップが少なくなり、ネット会員になってインターネットを通じて映画を観る機会が増えました。ビデオやDVDのレンタル料金に比べネット会員の年会費は安価です。

自宅で大型画面のテレビとBOSEのスピーカーシステムを組み合わせ、コタツに足を入れて、枝豆をつまみにビールを飲みながら映画鑑賞するのは最高の贅沢です。

ネット配信される映画は国内や海外のあらゆるジャンルの作品、そしてテレビ番組も見られます。すごいサービスですが、あまり印象に残らない作品が多いのはなぜでしょうか?

映画を観ての感動もその時々によっていろいろ変わります。人間は感情の動物ですが歳を重ねると、喜び、悲しみ、怒りなどの感受性が弱くなり、だんだん物事に動じなく、ひいては感動しなくなります。

映像には愛や勇気や生きる力など人間の心を動かすメッセージがあります。それゆえ映画鑑賞を通じて素直に感動する心をいつまでも持ち続けたいと思います。

新しいシネマコンプレックススタイルの映画館は内部が複数の小さなシアターに分かれています。そのシアター内には大画面に映る鮮やかで明るい映像と大迫力の音響設備が備わっています。

昔の映画館と比較にならないほど劇場全体がゆったりした造りです。設備もトイレは綺麗で清潔感あふれています。そのうえ座席も幅が広くて前後の間隔もゆとりがあり、座り心地の良い席です。

そのせいかつまらない作品だと眠くなるので困ります。入場料もシルバー料金、女性料金、ペアー料金と設定されているケースが多いのが良いです。以前に比べて映画人口が戻ってきた理由もわかります。

あとは素晴らしい傑作が数多く世の中に出てくることを期待しましょう。

※本記事は、2021年2月刊行の書籍『未来なに彩』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。