五木ひろしさんの『山河』は忘れもしない2000年のNHK紅白歌合戦で彼が歌っていました。初めて聞いたときの印象は、歌詞から男のロマンと生き様を感じ、人生を語っているといたく感動しました。

さっそく年明けにCDを購入しトレーニングしましたが、楽曲は7分あまりもあり非常に難しい歌でした。そのためスナックやラウンジのカラオケで歌っている人はあまり見かけませんが、私は数年かけて自己流にアレンジし熱唱しています。私のお別れの会のBGMに使ってほしいと言っています。

歌う楽しみを覚えてからリサイタルへの夢もあり、55歳頃は冗談半分に大阪厚生年金会館中ホールで還暦リサイタルしたいねと友人と言っていました。でも、この歌唱力で歌うのは自己満足の犠牲になる聴衆者の立場を考えると無理かなと断念しました。カラオケでよく歌っていた頃はリサイタルの夢もふくらみました。

でもリサイタルを開いてしまうと夢が実現してしまい、カラオケの楽しみも半減してしまうと勝手気ままに思いつつ、ウイスキーの水割り片手に練習に励んでいた時代が懐かしいです。