宵闇に巡るを偲ぶ満月が 樹木の上に黄色く光る
命満つ自然の中に生かされて 愛の人へと変えられて来た
江南に朝陽照り付けジリジリと あっと言う間に夏日来る哉
※本記事は、2015年12月刊行の書籍『歌集 漣の夢』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。
歌集 漣の夢【第55回】
中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。
宵闇に巡るを偲ぶ満月が 樹木の上に黄色く光る
命満つ自然の中に生かされて 愛の人へと変えられて来た
江南に朝陽照り付けジリジリと あっと言う間に夏日来る哉