ダブル・クリップを薄板の端に使うほか、快菜箸とは少し異なりポリ袋と薄板を簡単に付けたり離したり出来るように粘着材の小片を二つ使っています。

使用した粘着材は、百均ショップではテレビなどの防振ジェルあるいは防振マットとして売られているものです。クリップ本体だけの写真を次に示します。

右の星型のものが、二枚の薄板を閉じるためのダブル・クリップで、中央に見える透明なものはポリ袋を固定する粘着材です。左側のタブのようなものは、この薄板を開き易いようにするつまみです。薄板の長さは約30cm、幅は3cm、厚さは3mmです。

 

ごみ袋の取付けは以下のようにします。容量10リットルのごみ袋を用意し、写真のように薄板の間に差し込みます。

 

そして、次の写真のように、中央の結び用タブを外側に折って粘着材に貼りつけます。

 

これで、生ごみを入れてしばらく保存出来る状態になりました。

生ごみを入れるのは簡単です。左端のつまみで少し口を開くと、それをきっかけとして次の写真のように大きく口を開けることが出来ますから、そこから生ごみを入れればよいのです。手を離せば口が閉まります。

 

次の写真に、薄板の断面が片側凸、片側凹になっていて、ポリ袋をそこに沿わせることで必要な密封性を保てるようにしている様子を示します。

 

以上で、生ごみ用クリップの説明は終わりです。

「どう作る?」

で述べるように、ある程度の密閉性を持つ凸凹断面が意外に容易に作れるので、装置全体の製作も容易です。

このクリップは口を開く時にポリ袋を殆ど動かしませんから、袋そのものを捻り戻して開ける方式に比べると臭気が外に出る度合いが格段に少なくなりますし、閉める時も袋全体を動かす必要がないので臭気が漏れ難いのです。

また、袋の口に枠が付くので口の開き方が安定し、袋の口が汚れる度合いも捻り方式に比べて遥かに少なくなり、全体としてごみ袋周辺を清潔に保てます。便利で見た目も清潔、コバエも来ないというお勧めキッチンツールです。

 
 
※本記事は、2021年1月刊行の書籍『生物模倣工作のススメ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。