断熱グラスホルダー

「どう作る?」

「コースター付きグラス」

このホルダーは粘着力の強い防振ジェル(防振マットと言われることもあります)を使いますから、組立に際しての接着も不要です。

つまり、超簡単に組立てられます。防振ジェルは厚さ5mmのものが市販されています。念のため断面を図示します。

 

純アルミの薄板は輝きが良くそれだけでも使えますが、金属台の上に置いて先の丸い小さなハンマーで叩いて表面に細かい凹みを多数作り、さらに周辺を丸めると美観が大幅に増します。

写真に示したプラスチックグラスは2コインズ以下の価格で求めることが出来ました。

「断熱グラスホルダー」

これも、既に述べた通り、ペットボトルの上部を切り取ってから逆様にしてボトルの口と手製アルミの台座と接着するだけですから作るのは簡単です。

従って、作り方については補足的な部分だけ説明したいと思います。

ペットボトルは使用したいグラスサイズに合わせて中身毎コンビニ店で求めます。ペットボトルとアルミ台座のつなぎ目に白く見えるのは、吸水性を持つ断熱材であるメラミンスポンジです。

この作り方は上のコースター付きグラスの時と同じですが、ペットボトルのネジ部があるため防振ジェルは使いません。なお、氷水を入れるとペットボトルの口の部分に結露水が貯まることがありますから、ペットボトルとアルミ台座との接着は水密性に留意する必要があります。

生ごみ袋クリップ

「独り言」

テレビの料理番組やコマーシャルではキッチンでの汚れ作業は採り上げませんが、実際にキッチンに立ってみると生ごみの処理が多くの人を悩ませていることが容易に想像出来ます。

日本では週単位のごみ収集が行われていると思われるので、一週間は各家庭で生ごみを保管しておく必要があります。

夏場になると、数日で生ごみは腐敗し始めて悪臭を放つようになりますから、出来ればそのまま捨てられるポリ袋に入れて、密封状態のまま生ごみの保存をしたいものです。

ポリ袋の口の開閉を簡単に行える生活用品は見かけないので、各家庭では皆それぞれ工夫をしてこの問題に対処していると思われます。

最も簡単なのは、ポリ袋の口を何回か捩り回して、その上に錘を置きシンクの隅に置く方法だと思われ、多くの家庭で使われているのではないかと思います。

もっとも、この方法を使っている方は決してそれに満足していないと思われます。何故なら、袋を開ける度に中身の入った重い袋を持ち上げて回転させねばならず、その時に中の異臭が放散されてしまうからです。

また、持ち上げる必要があるので大きな袋は使えず、多くの生ごみを一つの袋で処理するのも難しいという問題もあります。袋の口を閉じるプラスチック製のクリップなら百均ショップで各種入手出来ますが、生ごみ用と銘打ったものは見たことがありません。

ワンタッチでポリ袋の口が開け閉め出来、異臭をほとんど出さず、常にクリーンで、容量的にも余裕のある生ごみ袋クリップは作れないものでしょうか?

「夢は?」

快菜箸を作った経験が、閉じ加減のバネを使えば出来そうだと語りかけて来ます。多少の紆余曲折はありましたが、バネを組込んだ二枚の薄板でポリ袋を挟む方法で、使い勝手の良い生ごみ袋用クリップが出来たので次に紹介します。

先に紹介した快菜箸と同じで、閉じ加減にバネを働かせます。二枚の細長い薄板の片端にバネを仕組み、常に閉じ気味にするとともに、袋を捻る代わりに、この薄板に空気が通り難い工夫をして臭気漏れを防ごうという考え方のものです。