いまはただアジアに覇権をとなへたり 海にも空にもにらみをきかす
*東アジア、東南アジアの海域の利権をめぐり、日本、フィリピン、ベトナムなどと紛争を引き起こしている。
四隻の黒船あらはるる衝撃に 江戸じゅうの人夜もいねられず
開国を迫るペリーの要求に 鎖国の扉はひらかれたり
明治以降の日本の歩み
※本記事は、2014年2月刊行の書籍『歌集 忘らえなくに』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。
歌集 忘らえなくに【第40回】
四季がある日本は移ろいやすいのだろうか。
行き交う人々の心や街の景色は千変万化で、過去はさらに記憶の彼方へ押しやられてしまっているかのよう。
だが、南の島々には、あの戦争を経ても変わらぬ日本の心が残されていた。
過去と現在、時間の結び目を探しながら、日本古来の清き明き心を見つける旅の歌短歌集を連載でお届けします。
いまはただアジアに覇権をとなへたり 海にも空にもにらみをきかす
*東アジア、東南アジアの海域の利権をめぐり、日本、フィリピン、ベトナムなどと紛争を引き起こしている。
四隻の黒船あらはるる衝撃に 江戸じゅうの人夜もいねられず
開国を迫るペリーの要求に 鎖国の扉はひらかれたり
明治以降の日本の歩み