かぎろひは 地空を浸し、さざなみは 中津の沖の面照らしたり 
十一月七日

黒雲の 去り逝きにけり。中津潟 冥き沖辺に白きおも浮けり 
十一月六日

ゆくりなき 香のかぐはしき立ち来ると、部屋隅棚にカリン置いてある 
十一月六日

※本記事は、2019年10月刊行の書籍『淀川。よ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。