日・印の国益を考える

規制緩和活動への参加

2015年からは社業の傍ら、インド日本商工会の規制緩和活動の建議書活動に本格参加しました。

インドの国益、日本の国益と公共の福祉にかなう、インフラ整備(国道8号線の高架事業とデリー外環状)と規制緩和(会社法改正、配当分配税撤廃)を提案し、実現できたのは、インドの皆様、大使館・商工会の皆様のおかげです。その成果は本書で述べたとおりです。

当初は、夢みたいなインフラや規制緩和が達成できるのかとインド人の仲間は半信半疑でしたが、2014年からモディ政権となり、「パラダイムは変わった、政治の潮目を見ろ」と説得しました。

達成後の今では、皆それぞれの政治経済社会への問題意識から、公共の福祉に資する活動を積極的に行っています。

この活動に際しては、インドの社内の仲間と作戦を練り、私自身も仲間づくりに、インド全土を飛び回りました。

公利公論は、一人で唱えていても声が届かないので、インド中の日系企業を回って説明し、賛同の声を得て、規制緩和の窓口であるインド商工省に届けるわけです。

インド地場企業の商工会の賛同を得る、インドの弁護士、会計士の仲間に協力を求めてメディアを動かす、インド首相府に物申す、政治家に物申す、そうした活動でした。

公共の福祉に基づく規制緩和の理屈、インドにとっての意義、大義名分と実利の両立など、公利公論を主張すれば、憂国の志士が集まって、仲間ができるものだと実感しました。

こうした活動により、2017年にはハリアナ州政府から特別表彰されるという栄誉に預かりました。また翌年から今までの3年間、モディ首相閣下から毎年誕生カードをいただいており、インドで新聞報道もされました。

モディ首相閣下とはお会いしたことはありませんが、私の意見はインド首相府経由で上げていただき、関係省庁からお返事をいただきます。

インドの新聞で経済政策・税制・外交の論評などもしてきて、インドの憂国の士と様々な形でお付き合いさせていただいています。

私の信条は、親米保守、リフレ論者であり、政治思想は単純で、男系相続の皇室制度による国体の護持と国益への現実的な向き合い、というものなので、現代のインドの憂国の士とはウマが合うのです。

最近では、インド商工省お抱えのコンサルや、とあるBIG4のパートナー、そして弁護士の皆さんからは外交政策、税務政策等の相談があり、喜んで意見を申し上げています。

また、日本の某新聞社に振り向いていただき、私の意見が掲載され始めたことも喜んでいます。