意識の仕組みとその有効性

ところで、意識したことは、少なくとも短期的には記憶されるということ、はとても重要。

例えば、手を洗わなきゃ、というアクション目標を意識・確認したら、そのことは記憶される。その際、記憶に付く快不快のラベルには、やらなきゃいけない切迫感(不快)の強さが書いてある。

その記憶があることで、トイレを出て、すぐにキッチンに行って水を飲まずに、忘れずに洗面所で手を洗うことの実行確度が高くなる。

もちろん、喉の渇きの切迫感の方が強ければ、手洗いを先にやろうと思ってたのに、忘れてしまった、ということも起こる。

さらに、新たな物事の見方が腹落ちし、それを何度も意識することは、それまでに編み込まれて来た物事の見方の記憶(快不快情報含め)の編み直しをその都度実行することになるので、世界像の変更に有効でもある。

まとめると、意識の仕組みとその有効性は、以下のように整理できる。