学生時代から少しオシャレには関心があった程度でしたが、人事の推薦で婦人服担当になりました。ただやりだすと面白くバイヤーやマーチャンダイザーをさせていただき、当時の時代のニーズに運よく引っ張られながら本社の婦人服部長などもしてきました。

当時オードリー・ヘップバーンの映画の服装をすべて手掛けていたユーべル・ド・ジバンシィとは長らく仕事をしました。服飾の専門的な知識も全く未知でおそまつな私が世界的デザイナーのジバンシィと仕事ができるなんて夢にも考えていませんでした。

しかし仕事が面白く、没頭している間にファッションが大好きになっていき、生涯の仕事にしていきたいと考えるようになりました。

ファッションが「趣味」の域を超えて自分自身のライフワークと変わっていきました。みなさんも大好きな趣味がうまく変身してくれたら、それがライフワークへと発展し生涯の仕事になるかもわかりません。

趣味が発展してライフワークになった人は幸せです。大好きなことをしてお金が入ってくるのですからこんなありがたいことはありません。日曜日がなくなろうが残業になろうが全く苦痛にはなりません。

この趣味から人間力の幅を広げ、発展させて色々なファクターを掛け合わせながら、オンリーワンのライフワークを見つけた方はIT業界、経済界、スポーツ芸能業界、音楽業界など各業界には沢山おられます。

※本記事は、2020年12月刊行の書籍『人生勝ちきり戦略』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。