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保護者編~モンスターペアレントはいるのか⁉~

学校では、子どもが問題行動を起こした場合、保護者に電話をかけたり、学校に来てもらったりすることがあります。

その場面を、私は大きなチャンスだと思っています。多くの保護者は迷惑をかけて申し訳ないという気持ちで来校しますが、教師にとって保護者は「仲間」なので、学校側に謝ってもらわなくてもいいわけです。

私は事情を説明した後、「今後同じことが起こらないように、これからは協力していきましょう」と話します。保護者と教師は手をとりあうのです。

また、学校に言いたいことがあって来校される場合には、まず来てもらったことに感謝して、しっかり話を聞くべきだと思います。

保護者の言うことが納得できれば、感謝して改善すればよいのです。納得できなくてもその意見はその保護者にとっては「正義」なので、聞きましょう。

保護者の言い分から学べることが必ずあります。「クレーム」として扱うにはもったいなさすぎます。教師の方が絶対に正しいということもないのです。理不尽な要求をしてくる場合もあると思います。そこははっきり「できないことはできない」という言うべきです。