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医療について

医療については歯科医師の立場でとやかく言えませんが、例えば、最近よく言われている「あいうべ体操(口の周りの筋肉を鍛えて口呼吸を鼻呼吸へと矯正する体操)」などをして病気を治す先生と病気に対して薬を与え続ける先生とでは、薬を投与しない前者の先生がもうからない仕組みになっています。

また、食事や生活習慣を改め、良くしていくような治療はあまり認められていないのが現状です。薬を与え続けるような治療では、医療費がどんどんかさんでいくばかりです。

薬を投与することや手術を行う治療が良いとは限らない場合もあるでしょうし、薬偏重型の治療ではなく東洋医療などももっと取り入れ、自然に即した方法もあると思います。

また、それに対する点数もあるといいと思います。私事ですが、杏林予防医学の講習を受けて食事や生活習慣をきちんとしないといけないと思い、改善した結果、当時82キロの体重も現在では70キロになりました。中性脂肪なども数値が高かったし血圧も高かったのですが、今では平常値になっています。

私自身の経験から、高血圧、骨粗鬆症、糖尿病、うつ病という診断のもとに薬を投与し続けるばかりが本来の治療ではないと思います。

そのような治療をしていくから医療費が国家予算の半分近くを占めるまでになっていると思うし、今後、超高齢化社会を迎えるにあたってさらに医療費の増大を招く結果になると思います。

なぜ薬偏重型の治療になっているのかを検討し、薬の開発ばかりを進めるのではなく、諸外国がどうしているのかなどにも目を向けて考えることは必要でしょう。

また、戦前はそのようになっていなかったことも考え、添加物の見直しや、「朝起きて時間がある人は5000歩以上もしくは30分以上の散歩を最低週3日行うと平均でこうなるからこうしなさい」などといった健康指導を行うべきです。

そしてその指導で好結果になった場合は、健康促進指導料が多く加算されるというような制度のほうが、病気の内容によっては良いと思います。患者さんに「治療の仕方に二通りがありますが、どちらにしますか?」と選択してもらうのもいいかもしれません。

医療についてはあまり言うと「歯医者のくせになんだと」言われてしまいそうなので、このへんにしておきます。