あぁ、最悪。この言い方は、きっと俺のこと何とも思ってねーな。

「だから、何の話だ? 話がよく見えねぇんだけど」

サワの前では話したくなかったけど、平野の焼きもちでサワが嫌がらせにあったことを手短かに言った。

「はーん、なるほど」

ニヤニヤする雄大。

「前から思ってたけど、ユウキお前、女子と近すぎ」

「近い?」

「こないだなんか、朝から両手に花で歩いてたじゃんか」

「たまたまだろ。平野とは最近よく会うなぁとは思ってた」

「そんなにしょっちゅう会うかよ、バーカ!」

「知るかよ。サワ、ごめんな?」

「ううん、全然平気。今日のだって、びっくりしたけど、楽しかったし」

サワがフォローしてくれたけど、雄大の呆れたような視線が、刺さる。

※本記事は、2020年11月刊行の書籍『人間関係貧乏性』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。