都中みやこじゅう男女をとこをんなを招き入れくるまでうたひかしつ

みやこにはうはさ流るる雅仁まさひと今様いまやうぐるひの「うつもの」なりと

信西しんせい乳父めのとにありしがことさらに今様いまやうぐるひをいさめ給はず

*信西の妻、朝子が雅仁の乳母めのとを務めていた縁で、信西は乳父の立場にあった。

※本記事は、2013年2月刊行の書籍『花と散りにし』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。