カバーはアルミの薄板で出来ています。これは、数年間使い続けているものですから耐久性も十分です。大きさは7・5cm×11・5cmで、丈夫な割に20gと軽いので胸ポケットに入れてもポケットが垂れ下がることもありません。

プラスチック・ファイルの折り目をヒンジに使っているため、フリーにすると少し開き加減になり、ポケットから出せばそれをきっかけにして直ちに左右に大きく開くことが出来ます。

 

開くと、中にB-5サイズの白紙が一枚、四つ折りになって小型鉛筆に挟まれていて、少し長いメモが必要な場合は、瞬時にこの白紙を広げて書き込めるようになっています。この様子を次の写真に示します。

 

挟まれている白紙をめくると、次の写真のようにメモの左右両面を出せるようになっています。この二面が常用する単語メモになります。

記入面が小さいので備忘リスト的にしか使えませんが、後述のように書いた文字が実に簡単に消せますからこれだけで十分便利に使えます。

 

紙のように見えるのはアルミに貼りつけられた合成紙で、油性サインペンあるいは付属のゴルフ用小鉛筆で直接メモをそこに書き込みます。鉛筆文字もよく乗り、アルミ板が下敷きになるので書き込みが楽です。

右側に書き込まれた鉛筆文字は、メモの右頁上部に挟み込まれているイレイザーを使って驚くほど簡単に消せます。

「嘘でしょう!?」と言いたくなる位です。

※本記事は、2021年1月刊行の書籍『生物模倣工作のススメ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。