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2-2 目標設定を始める前の準備

存在意義が理解できたら、次に自分達は何をする(成し遂げる)集団なのか? を考える。経験のある管理職は、何をするべきか頭の中に絵が描けているから、すぐに何をするか具体的な年間スケジュールを作り始めてしまうところから始めがちである。細かいプロセスから整理してしまおうとするとまとまらないし、漏れと抜け、ダブりに気づかなくなる。

また気づいたとしても調整が面倒になってしまう。そうなってしまうと嫌になってしまい続かない。いくら仕事として期待されていることとは言え、苦痛から逃げたくなるのは自然である。

まずは、なるべく大きな枠で考えてみる。3つくらいで、できる限り大きな枠が良い。組織の存在意義と一貫した行動になるように組織の目標をデザインするのがお勧めである。組織の存在意義をトップに置いてピラミッド式にまず3つくらい挙げてみる。

挙げるポイントとしては、「組織の未来をより良いものにするための仕掛け作り(環境変化を見据えた戦略的な方向性付け)」、「短期目標を確実に成果にするための仕組み(組織の課題を特定し、近い未来の目標を達成する確率を上げる)」、「現行の仕組みの見直し(組織の機能をより強化する、更なる改善を取り入れる、無駄を特定して更なる効率化を図るなど)」である。

簡単に書くと、「未来創造」、「結果を出し続ける」、「無駄を見直す」である。課題の特定にフォーカスをあてた論理的思考法もあるので、混乱すると思うが、目標と課題は別ものとして考えてはいけない。修正プログラムを考える必要があるものは、すべて課題として設定することができる。課題があるから対応するわけである。対応した先にポジティブな変化を期待するのであれば、目標として置くことができる。