実際、アメリカ西海岸では、2015年頃から食用コオロギがスタミナ食としてヒットして、アメリカ各地でコオロギの養殖農場が作られているし、国連も「世界の食糧危機を救う食材」として、昆虫食を推奨している。

さらに、2018年1月1日から、EUでは昆虫食の取り引きが自由化されることが決まっていて、昆虫食を取り巻く環境は、急速に変化しているようだ。

いずれにせよ、地球以外にヒトが生きていける星がない以上、生存のための現実解は現在の地球環境から引き出すしかない。

(夏目睦著『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】植物 vs.ヒトの全人類史』光文社)

地球上に住むヒトの体重とアリの合計体重が同じとは……そういえば玄米と出会った工場で瓶詰めになっているアリの佃煮をチラッと見た覚えがあります。

旅先の売店でも……。

確かにタンパク源としてのアリは想像を絶するものがあるようです。このアリについて社内で論じていると、植竹部長が……

「私は悪いことをしたかもしれません。大切なタンパク源を大量に殺してしまいました。実は、母が大量の薬を飲み始めてから、目がみえにくくなり手が震えて鍵穴に鍵が入らず玄関の開け閉めもできなくなりました。

そればかりか達者だった足がふらふらとよろけてばかり。「一度薬をやめてみては」と提案すると「そうなのよ。そう考えていたのよ」というわけで、母はピタリと薬をストップしました。

腐った魚のような目をしていた母はアッという間に元気を取り戻し、頰はピンク色に、目は生きた人間の目に戻りました。そしてです。

ここからが本番です。「そんなの捨ててしまいなさい」と言っておいたのに、母は山ほどの薬の袋をタンスにしまっていたのです。もったいないということで、庭のアリ塚の巣穴に暇に飽かして毎日振り入れたそうです。

プロが退治しても死ななかった大量のアリがいつの間にか一匹もいなくなったのです。なんとも不気味に感じました。アリのご冥福をお祈りします。」

アリのご冥福では済まないコレステロール降下剤の怖〜い話に、私は啞然としました。

そして最近、アリのご冥福では済まないような怖〜い記述を見つけましたのでここに引用します。

コレステロールの抑制は危険! 脳はほとんどが脂肪であり、コレステロールの集積所です。脳に必要なコレステロール値を下げてしまうとどうなるのか?

※本記事は、2020年10月刊行の書籍『喰い改めよ! あなたはあなたが食べたものでできている』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。