お金がなくても、楽しめることを探します。

究極、頭一つあれば、楽しめるんです。

うるさい旦那はどうだっていいんです。自分の機嫌は自分でとるんです。とれるんです。

「やりたいことは何もない」んじゃありません。やりたいことを諦めちゃったから、何もないんです。

思い出すんです。諦めないんです。私は何にもできないんじゃなくて、自分の要求するレベルでは何にもできないんです。

そりゃいきなりレベルが高すぎるんです。だったらレベルを下げるんです。そしたら何だってできます。そこから始めるんです。

フウー! やっと、「ある」ものが見つかりました!

そうしたら、少しずつそれを育てていくんです。努力すれば、ほんの少しでもできていくんです。

その、ほんの少しを褒めていくんです。

決して、「それしかできないの!」と責めちゃダメです。褒めて認めるんです。

「よおし! 今日はこれができてよかった。明日はもっとこうしよう!」

ない物ねだりをするんじゃなくて、あるものを増やしていくんです。

そうしたら、ないところがちゃんと埋まっていくんです。

そうやっていくと、100メートルの世界記録を破れるようになるの?

それは、あなたの持つ種次第、努力次第です。

だから、自分のこころの種をよく見てください。

その中に、必ずあなたらしい、あなたの望みが隠れているはずです。

それを探し出し、大事に育て、花を咲かせてください。

どんな花だって、あなたにとってそれは、最高にイカしているんです。

 
※本記事は、2020年11月刊行の書籍『きみに贈る本 自分らしく前向きに生きるために』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。