今までどうしてもやりたいことがあるにもかかわらず、どうしようもない状況に置かれた時、どうやって乗り越えたかを思い出してみる。

「先のことを考えずに今やりたいことに集中する」先のことはもちろん不安である。しかし敢えて全く考えずに、先ずやりたいことを片付ける。不思議なことに、やり終えたその後は何とかなっているものだ。

たとえ少々辛い想いをしたとしても、やり遂げた達成感が圧倒的に大きく、苦労を苦労と思わないのだ。そんな事を思い返すと、「また勝負しなきゃいけないな」そう思う。

後のことを考えずに、先ずは目の前のやりたいことを徹底的に完成させることだ。たとえ金が無くなっても、きっと何とかなるだろう。理屈はないが、世の中は本当にそういう風にできている。

そこで運に見放されるか味方されるかは、その時の努力量に比例する。だからとことんやればいい。どこかのタイミングでそれをやらなければ、きっと私の人生は今後とてもつまらないものになるだろう。

たとえ、毎日キャベツしか食べることができなくても。たとえ、完成した後に無かった金を埋めるために重労働したとしても。重要なのはタイミングだ。タイミングをきっちりと定めれば何とかなるだろうし、その先はきっと明るい。

常に悩みは金が無いから時間が無いということだった。何故なら働かなければならないからだ。しかし、人間の最大のいいわけというのが、金が無い、時間が無い、自信が無いということだ。

だから、私はいいわけばかりしているのである。自分で自分のことを戒めなければならない。

※本記事は、2020年12月刊行の書籍『破壊から再生へ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。