我々人間界には絶えることのない争いが存在しています。争いが生じる主な根源には、1.人種・民族の差別、2.宗教の存在、そして3.主権国家の存在、の三大根源があります。これらがなぜ争いを創造するのか、そしてどうすれば人間界から争いを追放することができるのかについて思いをめぐらします。

科学の厄災化

②通常兵器の歴史と未来、そして廃絶

通常兵器は、人類始まって以来つい数世紀前までの長い間、石や棒に始まり、弓矢や槍や刀剣に変わった程度で大きくは発達していませんでした。

以後、原始銃砲が導入されましたが、狩猟や人間殺戮用器機として多少の発達は見られましたが、1914年に始まった第一次世界大戦以前まではそれらも大きくは発達しておりません。

ところが、第一次世界大戦から1941年に始まった第二次世界大戦にかけて、兵器は様変わりし、兵器システムも兵器の種類も基本的には今日のものの原型が構築されるに至っています。

第二次世界大戦以後今日に至る間には、科学技術の目覚ましい発達と相まって、これらは益々強力になり、未来に向かってさらに際限なくその威力を増し続ける趨勢が止まる気配はありません。

兵器は、単独で機能する武器とは異なり、システムとして運用されるため、下記の三つの要素から構成され、下位の要素は上位の要素が有効に機能するために存在するものです。(フリー百科事典ウィキペディアから)

(イ)発射体-銃・銃弾、砲・砲弾、ミサイルなど

(ロ)プラットホーム(運搬体)-車両、航空機、艦艇など

(ハ)運用体-レーダー、偵察衛星、コンピューターシステムなど

兵器の種類とは前述の通り、核兵器とそれ以外の兵器である通常兵器で、通常兵器は、爆弾や銃砲等の火薬兵器、毒ガスや有毒物質等の化学兵器、細菌やウイルス等の生物兵器、高エネルギーレーザー等の光学兵器、音響兵器等の兵器に分類できます。

第二次世界大戦から半世紀以上が経ち、その間に兵器システムの各要素も兵器の各種類も、特に運用体の発達により、格段に強化されています。しかもこれから先それらどの要素も種類も際限なく強化されて行くことに疑いの余地はありません。