【知ったかぶり】

自己紹介に戻ります。

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そんな私でしたが、母ちゃん似のせいか母ちゃんにだけは「めんこい、めんこい、なまら（北海道地方の方言）めんこい、なまら＝凄く」、と愛情たっぷりに育てられたのです。「母ちゃん言・間違いなしハハハ」。

今でこそ故郷・富良野はスキー場、ラベンダー、『北の国から』の倉本聰先生らによって、その知名度は観光地としては、見どころの数、人気ともに日本一と言っても過言ではないと言えますが、それと私とは何の関係もないのですが、秋には独特の臭気を放つ特産品の玉ねぎ畑、西に当時は北の峰スキー場（現在は富良野スキー場）がある富良野西岳の麓、東には十勝岳連峰と周囲を山に囲まれ、盆地ということも相まって冬はとにかく寒い、マイナス二〇度を超えると花火が打ち上げられ、一発目では授業が一時間遅れ、二発目は二時間遅れ、そして皆が期待する三発目は休みとなるのです。とにかく寒く、そしてそんな雄大な地で私は、頭・顔だけでなく心も体も大きく、そして優しい子に育ちました（自分で言いきっちゃったヘヘ）。

ちなみに、その父親はというと、彦蔵と申しまして、背丈は四尺五寸の約一七〇センチとスラッとした体型に、細面の高倉健（ちょっと盛りすぎました）、ふうのいい男でした。実はそちらの家系には、民謡で有名になった立派なお方がいらっしゃると母ちゃんから聞いたことがあり、そのせいか、私はとにかく明るくおだてに乗りやすい、お調子者に育つのですが、それはそれはブスめんこい、佐々木家の四男一女の末っ子として、体型だけは立派な赤ちゃんが誕生したのでした。めでたしめでたし！

偏差値は人の尺度ではない、国立大学出、どこどこの有名大学卒、それってただあったらいいなあ程度で、知識とか知恵であります。

それと同じように、恰好いい顔、スタイルがいいなどと同じで、ただそうであればいいなあ程度のもので、たとえ私のようにブスであろうと、ガニ股で短い脚であろうと、呼吸し毎日を生き、生活しているだけで立派なのである……凄い屁理屈でスンマソンです。