暖かな冬

 
 

冬が来た。

冷たい北風が ピュ――ッとふいて

ぽぽとくるは 犬小屋の中で くっついて

まあるくなって ねむっていた。

「寒いのかな?」「だいじょうぶかな?」

ぼくは 心配になって

家の中から 毛布を探して 持ってきた。

そして ぽぽとくるに

「毛布をしくから 少し外に出てくれるかな?」と

たずねると チラッと こちらを見ながら

外へ出てくれた。

犬小屋の中を ほうきで きれいに そうじして

それから 暖かな毛布を しいたんだ。

ぽぽとくるは 

ぼくの やっていることを ずっと見ていたよ。

何をするのかな?って じ――っと見ていたよ。

きれいになった 犬小屋は 冬支度。

ぼくが「どうぞ」って 言うと

ぽぽが 先に入って 丸くなり

くるも 入って ぽぽの側に くっついた。

なんだか とっても 暖かそう。

これから 冬が やってくる。

毛布をしいた 犬小屋の中は

暖かな ぬくもりで 包まれていた。

どんな夢を 見るのかな?

ぽぽとくる ゆっくりおやすみ。

※本記事は、2020年10月刊行の書籍『ぽぽとくるのしあわせのばしょ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。